Dans ma vie

お菓子作りと、ビーガンやマクロビオティックに興味があります。ブログはカフェめぐりやお菓子のことなど。

スクーリング2回目

講義とグループワーク、テーマについて数人でのロールプレイングなどなど。私はアドリブがきかないので苦手な事ばかり(汗)
今回は授業でドキュメンタリーのビデオを見たのですが、せつなくて見ている間も、終わったあともずっと涙が止まらず…介護者ではなくておばあちゃんに感情移入してしまった。古いビデオで、グループホームが始まったばかりのころの番組でしたが、病院では何も出来なかった認知症の老人が、グループホームで自由に生活するようになってからは、包丁を持って料理が出来るようになる姿は感動的でした。

私のおばあちゃんは13年間老人病院にいて亡くなったのですが、ずっと家に帰りたいと言っていた事を思い出してしまいました。ちなみに現在では「痴呆」ではなく「認知症」という言葉を使うそうです。


ビデオが見つからなかったので記事の引用を。
社会保険研究所刊「介護保険情報」の連載より

NHKエンタープライズ21のチーフプロデューサーになった小宮英美さんは、95年10月、画期的な取材に打ち込んでいました。日本で始まったばかりのグループホームで、認知症のお年寄りの日々を撮り始めたのです。カメラを回さずにいた時間を含めると滞在1700時間。お年寄りもスタッフも小宮さんやカメラマンの存在があたりまえとなり、ごく自然に振る舞うようになっていきました。
97年2月24日の夕刊のコラムで、私は、小宮さんが1年をかけてつくった番組が再放送されることを紹介しました。
NHK総合テレビのドキュメント「ぼけなんか恐くない」。
舞台は、東京都立川市の特別養護老人ホーム・至誠ホームの一角にあるグループホーム。96年6月、75歳の老婦人が娘に連れられて、ここにやって来るところから番組は始まります。
娘さんが語る病院での母の姿は、多くの人が思い描く当時の「痴呆性老人」のイメージそのものでした。妄想めいたことを口走る。パジャマを破く。薬でぼうっとして、娘の顔も分からない。
「さらしのひもでベッドに縛られました。動くときつくなるので、痛い、痛いと……」
その老婦人がグループホームの安心できる家庭的な人間関係と雰囲気、ゆっくりと流れる時間、職員のこまやかな心くばりの中で、笑顔と自尊心を取り戻してゆきます。