失ったものと得たもの

お姉ちゃん、甥っ子、夫と私の4人で中野に住んでいる夫のお父さんちへ。
今回は６度目の入院だったそう。本人が希望している自宅療養の準備のため、ホスピスへ２週間ほど検査入院して３０日に退院してきたばかり。
みんなでお昼を食べたり、トランプしたり、痩せてしまったけどユーモアがあっておしゃべりなお父さんは、声だけ聞いていたらぜんぜん病気じゃないみたいだ。
彼はローカルテレビ局、スポーツ新聞を経て、就職情報誌では定年後も働くほど仕事が大好きで、ずっと忙しかったのですが皮肉にも病気になったことによって、それまで疎遠になっていた家族との距離が縮まったのは、良かったことなのかもしれません。
お父さんとの仕事の話で印象に残っているのは、
『会社には表舞台に立つ派手な仕事もあるし、それを陰で支える地味な仕事もある。だから君の仕事も、会社という組織のなかの大事な歯車のひとつとして、決して無駄にはなっていないんだよ。』
『一生懸命、汗を流してはたらきなさい。』
不平不満を言ってるヒマがあったら、いま出来ることを一生懸命頑張ろう！といったところでしょうか？
確かにやる気がない人と仕事するよりも、前向きな人と一緒のほうがモチベーションが上がるのでしょうね…。
これからは会う機会が少し増えるかもしれません。
お父さんには、病気と向き合いつつ少しでも長く元気でいてほしいな。